低気圧と気象病

気象病が起こる天候の変化で最も多いのは、低気圧が近づいた時と言われています。低気圧は周りの気圧よりも低い気圧のエリアのことをいいます。例えばエレベーターで上昇するときに、耳がツーンとなることがあります。気圧は地上から高い場所に行くほど低くなるので、急激に上昇すると耳の内側の気圧よりも耳の外側にある気圧のほうが一時的に低くなり内側にある空気が鼓膜を外側に押すため、耳がツーンとします。よく唾を飲み込んだりして、なおそうとしますね。

 

低気圧が近づくとエレベーターで急上昇した際の耳の症状と同じ事が、全身で起こってしまいます。気圧が低くなると体の順応力が働きにくく体調不良が起こりやすいのだそうです。また気圧が低いほど気温が低下する性質があるため、低気圧が近づくときは気温も下がります。気圧の低下に気温の低下のダブルパンチで身体的なストレスやダメージも大きくなるといわれています。

つづく。